みなさん
こんにちは、林良樹です。
この度2012年の3月を持って、僕は鴨川自然王国を離れることになりました。
2008年から登紀子さんの城西国際大学の授業をお手伝いさせて頂き、
2010年からは鴨川自然王国の理事となり、
会員のみなさまには大変お世話になり、僕自身ここでとても多くを学ばせてもらいました。
ありがとうございました。
これからは、鴨川自然王国の向かいの清澄山系にある僕の暮らす釜沼北集落を舞台に
活動していきます。
僕の暮らす村は僕が移住してしてから13年が経ちましたが、もう10名以上の方が亡くなり、
この地域の限界集落で最も高齢化率が高い集落(70〜80代が中心!)となってしまいました。
地域の共同作業に出る村人の1/3が女性となり、寂しいことですが
年々この地域コミュニティを支える力が弱まっていくのを目の当たりにしてきました。
猪・猿・鹿の被害から守るための防護柵の維持管理(年4回の草刈り)、棚田オーナー制度、炭焼き小屋、
お祭り、そして田畑や果樹園等、それらを維持・管理して行かなければ、
村は荒れやがて薮に覆われ廃村になるというコミュニティ全体の危機が迫っています。
村人の都会にいる子供たちはこの里山に仕事がないため戻っては来ず、また定年後に戻って来ても
はたして田畑の維持管理が出来るかどうかの不安もあります。
しかし現代の社会構造では仕方のないことだと、あきらめムードが村には蔓延しています。
そんな中で去年、村の長老たちにここを引き継いで欲しいと頼まれました。
移住者の僕が村に信頼されたことは光栄であり、これはひとつのチャンスだと思っています。
この村を守り文化と里山の自然環境を受け継ぎ、21世紀型の持続可能な里山コミュニティを創造することが
僕のミッションであると思っています。
そしてその活動が、新しい地球を創造する事につながると確信しています。
アメリカ、アジア、ヨーロッパを旅し、日本に戻った僕は
伝統的な里山文化の素晴らしさに気づき、
常々この文化を継承したいと思っていました。
しかし、石油や電気を使いインターネットと車を利用する近代文明で生きる僕らは、
いきなり昔の村社会にはもう戻れません。
その中でいかに持続可能な暮らし、コミュニティ、地域社会を創造していくかは、「昔の知恵」と同時に
世界中の「持続可能な文化」や「新しい知恵」をも学び、この鴨川の風土に適合するものを融合させ、
新しい文化を創造することが必要だと考えています。
なので、この4月から釜沼の里山全体と古民家を舞台に、
村の長老たちの協力のもと「昔の知恵」と「新しい知恵」を楽しく学ぶ
「鴨川 地球生活楽校(がっこう) Kamogawa Earth School」を開校します。
「昔の知恵」は村の長老から、「新しい知恵」はパーマカルチャーから学び、
3・11後に生きる現代人のための持続可能な暮らしのガイドブック「里山の教科書」を制作します。
世界中の「持続可能な文化」や「新しい知恵」の”ひとつ”にパーマカルチャーはあると思っています。
パーマカルチャーはよく誤解を受けますが「農法」のことではなく、持続可能な暮らしと社会の総合デザインであり、世界の現実を理解しながら自分たちは今どういう状況にいるかの「時代認識」を得て、
その「時代認識」を持ちながら、自分の暮らしとコミュニティと地域社会をデザインし、
創造するための「手法」であります。
その「手法」を地域で応用して、世界中に広がっているのがエコヴィレッジやトランジッションタウン運動です。
日本においても僕は、そこから学ぶことはあると思っています。
もちろん世界中の「持続可能な文化」や「新しい知恵」はパーマカルチャーだけではありません。
まだまだ知らない日本中にある伝統的な農村文化、世界中の先住民の知恵と文化、
オルタナティブ教育、食養生、ヨガ、野口整体など様々な自然療法や東洋医学、
自然農、禅、瞑想、トランスパーソナル心理学、アート、地域通貨、連帯経済、
提携、自然エネルギー、サティシュ・クマールが提唱する3S(ソイル・ソウル・ソサイエティ)の平和思想等々、
今後も世界中のより良い文化や知恵を柔軟に学び、鴨川の風土と融合させ
新しい文化を創造していきたいと思っています。
移住してこの13年は、地元住民及び移住者を含めた地域での信頼関係と
ネットワークづくりに力を注いできました。
地域通貨「安房マネー」も10年目を迎え、約150家族300名の生活を助け合う
信頼のネットワークに育ってきました。
3・11後の今、いよいよそのネットワークを活かした村づくりを行うタイミングが来たのだと思っています。
「良き事はカタツムリのようにゆっくりと進む」マハトマ・ガンジーの言葉ように、
時間はかかりますが一歩一歩、確実に歩んで行きたいと思っています。
また、T&T研究所の活動である持続可能な地域社会を創るための
勉強会「スマイル・レボリューション スクール」は場所を
大田代集落の山の上から街道沿いの大山公民館へと移し、より地域に開かれた「学びと創造の場」とし
「大山村塾」として再出発します。
塾長に鴨川在住の半農半ジャーナリストの高野孟さんになって頂き、世界と日本の動きに
目を開きつつ大山地区のみならず鴨川市や南房総「安房国」を元気にするための
きっかけづくりにしたいと思っています。
大山村塾は、偶数月に講演会を開催し地域再生を中心テーマに捉え、
奇数月には座会を開催し、今地域で問題になっていることを、
具体的に話し合う機会にしたいと考えています。
第1回講演会 4月7日 結城登美雄(民俗研究家・地元学提唱者)
第1回座会  5月12日 DVD「シェーナウの想い」上映
第2回講演会 6月9日  甲斐良治(農文協「季刊地域」編集主幹)
第2回座会  7月7日  放射能残土は安房にいらない!
第3回講演会 8月18日 鳩山由紀夫(民主党・元総理大臣)
第3回座会  9月15日 鴨川の農村を考える 新規就農者及び半農半Xを増やせ!
第4回講演会 10月20日 河野太郎(自民党・衆議院議員)
毎回、充実した内容ですので、こちらもご都合が付けば是非ご参加ください。
さらに鴨川自然王国を始め、地域の各団体である大山千枚田、地域通貨「安房マネー」、
嶺岡牧、コミュニティカフェawanova、大山支援村等とも連携し、この地域をより
「21世紀の素晴らしき田舎」へと盛り上げていきたいと思っています。
僕の暮らす釜沼北集落は大田代集落から車で10分位ですので、是非お立ち寄りください。
今後とも、どうぞよろしくお願いします。
2012年春、新しい旅が始まります!
みなさんも良い旅を!
林良樹
今年最後の里山帰農塾 第41期「3・11後、理想の家に住む」を11/4(金)~6(日)に行なった。

参加者の年代は30代、40代、50代、60代と幅広く、職種もIT会社の社長、元大手広告代理店、大学教授夫妻、OL、元大学講師、元ナース、畜産関係の県職員とバラエティーに富んだ受講生が集まった。
年齢、性別、職業を超えた人々が活発に意見を交わし、これからの社会、そしてこれからの人生を見つめる場となりそれぞれ大いに刺激し合い、熱気あふれるとても楽しい塾となった。
開校式に参加した登紀子さんは、先月出版したばかりの僕との共著「スマイル・レボリューション」について熱く語り、受講生もしょっぱなから熱気あふれる議論を交わしかなり盛り上がった。
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秋の里山帰農塾「3・11後、里山コミュニティで暮らす」を終えました。

今回の参加者は8名でほとんどが40代だった。内訳は30代1名、40代5名、50代1名、60代1名だ。そして、半数はリピーターである。

経営コンサルタント経営者、広告代理店勤務、元大学の講師、元OL、看護婦を定年された方、元広告代理店・・・と大都会の第一線で活躍している方々が、近代文明の象徴である都市生活から、視線を真逆の「土」に向けたのだ。

それは何を意味しているかというと、やはり3・11に起きたフクシマの原発事故に近代文明の限界を嫌が上でも見せつけられた市民の意識変革が急激に起きているというコトだと思う。

塾長の高野孟さんには「地域コミュニティが日本を立て直す!」と題し、共同体の新しい姿と可能性について講義して頂いた。

共同体はかつて「前近代的な土地への隷属」とされ軽蔑的に捉えられて来たが、それから100年後「自立した自由な個人が織りなす社会」となるはずが、「孤独、孤立、不安、行き詰まりに陥って、それに代わって関係性、共同性、結びつき、利他、コミュニティ、そして共同体が未来に向けた言葉として使われるようになってきた」と、3・11後の日本の里山コミュニティの再評価をされた。

農文協の甲斐良治さんは、農村の水力発電についての興味深いレポートをして頂いた。

昭和初期、日本は元々各地域で発電をしていた歴史があり、現在の様に電気を電力会社が独占するのは1950年代の原子力平和利用という名目で、時の政治家たち正力松太郎、中曽根康弘、田中角栄が日本の原子力政策の基礎をつくってからだ。日本は、国土の多くは森林であり水の豊富な国である。この国の地域資源を最大限に活かしてその土地に適したエネルギーを選び、地域でエネルギーを創っていくことは可能なのだと思う。農村力発電とは、まさに原発と真逆の方向であり、希望のエネルギーなのだ。

「私の半農半X」の講義は、今回僕の話だ。

僕は東京で様々な仕事を経験し、アメリカ、アジア、ヨーロッパを放浪し、日本の農村をまわり、最後に鴨川へ辿り着き、ここで自給的な農的生活を始めた。
誰も知り合いのいない農村コミュニティに飛び込み集落に溶け込み、地域通貨「安房マネー」を立ち上げ住民のネットワークをつくり、集落の長老と共に都市農村交流をやり、3・11後は地元住民と新住民と力を合わせ大山支援村という東北支援の活動を始め、とここでの新しい里山コミュニティづくりについての話をさせてもらった。

また、今回は僕の住む集落の長老であり僕の百姓の師匠のかやお勉さん(84才)に来てもらい村での暮しを話して頂いた。戦前の電気と石油がなかった頃の暮し、貨幣経済や就職がなかった時代の農村コミュニティの時間の流れ、里山の自給自足生活の文化やライフスタイル、戦争体験、そして戦後の高度経済成長から村に若者がいなくなった現在の農村、炭焼き小屋の復活や棚田オーナー制を通しての都市農村交流等々、話は多岐にわたった。

最終日には僕や長老が暮らす集落へ訪問し、炭焼き小屋や棚田オーナー制の見学、さらにかやおさんのお宅にもお邪魔させてもらい、奥さんの時代さんにも話を伺った。僕は図々しくも、奥さんに嫁いでから60年が経ちますが幸せですか?と尋ねると、ケラケラと笑いながら恥ずかしそうに「あんでよう、まあ、こうして健康で生きていられるんだから、まあ幸せでしょううよ。」と話してくれた。

里山の南斜面にあるかやおさんのみかん畑、果樹園、野菜畑、棚田、そしてきれいに手入れをされた庭と古民家に整理された納屋、どれをとっても公園のように美しいのである。本当の百姓とは、こういうことなのだと感動する。

暮らしそのものが仕事であり、美であり、創造なのである。心の美しさが、仕事や農地、家や庭に隅々にまで現れている。とにかく、かやおさんの暮らす生活空間は美しいのだ!僕もいつかこんな百姓になりたいと思っている。それは、技術だけではダメなのだと思う。内面も磨かなければ、それは達成出来ない。だから、百姓という生き方は深いのだ!

また、かやおさんのみかん畑を数年前から半分受け継ぐこの地に移住したたけちゃんにもここでの暮しを話してもらった。東京のサラリーマン生活を14年前に見切りをつけ家族で鴨川に移り住み、田んぼ、みかん、植木仕事、里山生活お助け隊(若い移住者たちでつくった農村の何でも屋グループ)と自分で仕事を仲間たちとつくり鴨川で自給生活を送り、サラリーマン時代に比べれば遥かに現金収入は落ちたが「僕は、幸せです」ときっぱり言い切るたけちゃんの言葉も、真実味があり感動的だった。

また、実習では畑にらっきょうやアサツキの球根を植え、そして5月の帰農塾で田植えをした田んぼの稲刈り、さらに鶏の解体(これは、強制では無いので参加出来ない人は無理にしなくても良い。)を行なった。講師には南房総市(旧三芳村)で新規就農20年目の大ベテラン渡辺和彦さんにお願いした。丁寧な渡辺さんの指導に従い、みんな勇気を持って鶏の命を頂いた。肉を頂く現代人は一度は経験した方が良い体験だと思う。これを体験すると肉食に対する意識が変わるだろう。

今回も大変盛り沢山の内容で、受講生にとって印象に残ったシーンが数々あることだろう。2泊3日の凝縮した里山体験を、自分の中でゆっくりと整理するまで「心の作業時間」が必要かもしれない。

しかし、参加者のこれからの生き方のヒントをそれぞれが持ち帰ったことだと思う。

受講生のみなさん、3日間お疲れ様でした!

それでは、良き旅を!
また、里山でお会いしましょう!

林良樹

先日お知らせした内容に追加事項があります。

今回は集落の長老であり、僕の百姓の師匠である栢尾勉(かやおつとむ)さん

に来て頂き、里山コミュニティでの実際の暮らしについて
お話して頂くことになりました!

栢尾さんは大正15年生まれの84才で、「釜沼木炭生産組合 組合長」であり、

「奥谷棚田保存会 会長」でもあり、地域の精神的シンボルの大山寺の総代を
20年も務めた地元の名士であります。

現在、長老仲間4人で炭を焼き、棚田オーナー制を運営し都市農村交流を

積極的に進めていらっしゃいます。閉じた村社会の扉を開き、
都市住民や新住民ともオープンに交流する柔軟な姿勢には本当に頭が下がります。

彼は田畑やみかん等果樹の他、草履やしめ縄等の藁細工、ほうき等の竹細工、

炭焼きに大工仕事や土木仕事等、自分の両手で暮しをつくる技と知恵を持っている
尊敬すべき素晴らしい百姓であり、里山と共に生きる人格者なのです。

ぜひ、戦前の石油と電気のなかった暮しを身体全体で覚えている

里山の長老のお話しを聴きに来て下さい!

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

3・11後、世界は変わりました。

戦後日本が見捨てて来た里山というステージには、
今の日本が失いかけているコミュニティが残っています。

そして食、エネルギー、教育、祭、文化、医療、伝統・・・里山コミュニティには

21世紀の持続可能なライフスタイルを築く上で、
古くて新しい可能性に満ちています。

ここには、原発を必要としない「幸福のカタチ」があります。

経済成長を幸福とする価値の社会から、命の調和を幸福とする価値の社会へ、
今、時代はシフトします!

日本の面積の60%以上は森林であり、農地の40%が中山間地域と呼ばれる

この国の国土の多くは里山です。
だからこの列島で生きる日本人にとっての里山生活とは、生存に必要な要素が
すべて揃ったとても居心地の良い生活空間なのです。

さらに、鴨川は都市農村交流が盛んで、都市住民と地元住民と新住民とが

つながって新しい農村コミュニティをつくり始めています。

最終日の訪問ツアーでは、僕や長老の栢尾さんの住む釜沼北集落へ行き、

炭焼き小屋やオーナー制の棚田、僕の暮らす古民家などへも訪問します。

3・11後のライフスタイルを考える上で、

黄金色に輝く棚田の里山へ訪れませんか?

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

2011年 里山帰農塾 9月  第39期  「3.11後、里山コミュニティーで暮らす」

開催日 9月17日(土)~19日(月・祝)
参加費 30,000円(諸経費込み)

次回、里山帰農塾は、「3.11後、里山コミュニティーで暮らす」をテーマに実習と講

義を行います。
※今回、テーマを「命」から「3.11後、里山コミュニティーで暮らす」に変更いたし
ました。

カリキュラム

初日 9月17日(土)

車の方:鴨川自然王国 9:50

高速バスの方:ハイウェイオアシス富楽里 9:23 集合(房総なのはな号 東京8:

00発)

10:00~12:00 開講式 自己紹介

12:10~13:20 昼食

13:30~15:00 講義 高野孟

15:00~17:00 実習 畑作業 藤本ミツヲ

17:10~18:20 夕食

18:30~20:00 講義 甲斐良治

2日目 9月18日(日)

6:30~7:30 朝の体操

7:40~8:15 朝食

8:30~12:00 実習 稲刈り

12:10~12:50 昼食

13:00~15:00 講義 鶏の解体

15:10~16:40 講義 私の半農半X 林良樹

17:00~18:30  講義 栢尾勉

18:40~21:40 交流会

最終日 9月19日(月・祝)

7:40~8:15 朝食

8:30~12:00 移住者訪問ツアー

12:05~12:55 昼食

13:00~14:00 意見交換

14:05~15:00 レポート

15:15~15:25 閉校式

15:30 解散

高速バスの方は解散の時間により

房総なのはな号 富楽里 16:25発 または 16:55発 に
間に合うようにお送りいたします。
※カリキュラムは予告なく変更する場合がございます。

持ち物:作業着(田んぼ用・畑用)、帽子、着替え、タオル、運動靴、長靴、

   懐中電灯、筆記用具、洗面用具、雨合羽、虫よけ虫さされの薬など

申込・問合せ 農事組合法人 鴨川自然王国

      〒296-0237 千葉県鴨川市大山平塚乙2-732-2
      Tel.04-7099-9011 / Fax.04-7098-1560
      E-Mail kingdom@viola.ocn.ne.jp
-申込書– メールでお申し込みの方は下記をコピペしてください。

※希望日程  9月

※氏名

※フリガナ

※生年月日 (保険に加入いたしますので必ずご記入ください)

※性別

※ご住所

※TEL

FAX

携帯電話

※E-MAIL

※当日ご利用される交通機関  車 / 高速バス 房総なのはな号

※知ったきっかけ

※受講動機

——-

※は必須事項です。必ずご記入ください。
受講動機や年齢により、移住者訪問ツアーのツアー先を決めております。
講義の参考にもなりますので、受講動機は必ずご記載ください。

石井

*-+-*-+-*-+-*-+-*-+-*-+-*-+-*-+-*-+-*-+-*-+-*
農事組合法人 鴨川自然王国
〒296-0237 千葉県鴨川市大山平塚乙2-732-2
Tel.04-7099-9011/Fax.04-7098-1560
Tel.04-7098-1011(山小屋)

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メルマガ http://www.mag2.com/m/0000250389.html

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9月17日(土)~19日(月・祝)に開催される
里山帰農塾 第39期  「3.11後、里山コミュニティーで暮らす」
のご案内です。

3・11後、世界は変わりました。

戦後日本が見捨てて来た里山というステージには、
今の日本が失いかけているコミュニティが残っています。

そして食、エネルギー、教育、祭、文化、医療、伝統・・・里山コミュニティには

21世紀の持続可能なライフスタイルを築く上で、
古くて新しい可能性に満ちています。

ここには、原発を必要としない「幸福のカタチ」があります。

経済成長を幸福とする価値の社会から、命の調和を幸福とする価値の社会へ、
今、時代はシフトします!

日本の面積の60%以上は森林であり、農地の40%が中山間地域と呼ばれる

この国の国土の多くは里山です。
だからこの列島で生きる日本人にとっての里山生活とは、生存に必要な要素が
すべて揃ったとても居心地の良い生活空間なのです。

さらに、鴨川は都市農村交流が盛んで、都市住民と地元住民と新住民とが

つながって新しい農村コミュニティをつくり始めています。

また今回は、移住者訪問ツアーで僕の住む村や

僕の暮らす古民家へも行きます。

3・11後のライフスタイルを考える上で、

黄金色の輝く棚田の里山へ訪れませんか?

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

2011年 里山帰農塾 9月  第39期  「3.11後、里山コミュニティーで暮らす」

開催日 9月17日(土)~19日(月・祝)
参加費 30,000円(諸経費込み)

次回、里山帰農塾は、「3.11後、里山コミュニティーで暮らす」をテーマに実習と講

義を行います。
※今回、テーマを「命」から「3.11後、里山コミュニティーで暮らす」に変更いたし
ました。

カリキュラム

初日 9月17日(土)

車の方:鴨川自然王国 9:50

高速バスの方:ハイウェイオアシス富楽里 9:23 集合(房総なのはな号 東京8:

00発)

10:00~12:00 開講式 自己紹介

12:10~13:20 昼食

13:30~15:00 講義 高野孟

15:00~17:00 実習 畑作業 藤本ミツヲ

17:10~18:20 夕食

18:30~20:00 講義 甲斐良治

2日目 9月18日(日)

6:30~7:30 朝の体操

7:40~8:15 朝食

8:30~12:00 実習 稲刈り

12:10~12:50 昼食

13:00~15:00 講義 鶏の解体

15:10~16:40 講義 私の半農半X 林良樹

18:40~21:40 交流会

最終日 9月19日(月・祝)

7:40~8:15 朝食

8:30~12:00 移住者訪問ツアー

12:05~12:55 昼食

13:00~14:00 意見交換

14:05~15:00 レポート

15:15~15:25 閉校式

15:30 解散

高速バスの方は解散の時間により

房総なのはな号 富楽里 16:25発 または 16:55発 に
間に合うようにお送りいたします。
※カリキュラムは予告なく変更する場合がございます。

持ち物:作業着(田んぼ用・畑用)、帽子、着替え、タオル、運動靴、長靴、

   懐中電灯、筆記用具、洗面用具、雨合羽、虫よけ虫さされの薬など

申込・問合せ 農事組合法人 鴨川自然王国

      〒296-0237 千葉県鴨川市大山平塚乙2-732-2
      Tel.04-7099-9011 / Fax.04-7098-1560
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※受講動機

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受講動機や年齢により、移住者訪問ツアーのツアー先を決めております。
講義の参考にもなりますので、受講動機は必ずご記載ください。

石井

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農事組合法人 鴨川自然王国
〒296-0237 千葉県鴨川市大山平塚乙2-732-2
Tel.04-7099-9011/Fax.04-7098-1560
Tel.04-7098-1011(山小屋)

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メルマガ http://www.mag2.com/m/0000250389.html

e-mail kingdom@viola.ocn.ne.jp
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明日の8月19日(金)18:30~20:30
銀座のNPOふるさと回帰支援センターにて
ふるさと暮しセミナーを開きます。

今回は、「里山コミュニティーで暮らす」がテーマです。

里山コミュニティで暮らす

現代の都市化した工業社会では、核家族という単位がコミュニティのサイズとなって

しまいました。しかし、本来人はコミュニティで生きることが地球上では自然であ
り、望ましい環境なのです。核家族とは、人類史の中ではつい最近のことであり、人
間はコミュニティ単位で自然と共に暮らすように進化したものです。
日本の里山コミュニティという時間と空間は本来の暮らし方が残っています。
里山コミュニティに暮らすことをイメージしませんか?

また、3・11以降の日本の復興には都市も農村も含め

コミュニティの再生が求められています。
人は一人だけで生きていくことは出来ません。
コミュニティがあり個人が成り立ち、
個人がありコミュニティが成り立ちます。

そして、田舎暮らしの入口として9/17(土)~19(月・祝)

に行なわれる「里山帰農塾」の案内も致します。
「土のある生活」をお考えの方は、入場無料ですので
どうぞご参加ください。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

銀座オフィス2011年第44回ふるさと暮らしセミナー

主催:農事組合法人鴨川自然王国

共催:NPO法人ふるさと回帰支援センター
 鴨川市ふるさと回帰支援センター
 鴨川ふるさと暮らしセミナー

8月19日(金)18:30~20:30  開場 18:00

場所:NPOふるさと回帰支援センター

 東京都中央区銀座4-14-11 七十七ビル3F

 TEL.03-3543-0333 FAX.03-3543-0346

 e-mail.ginza@furusatokaiki.net

お問合せ・お申込先:農事組合法人 鴨川自然王国

   TEL.04-7099-9011
   〒296-0237 千葉県鴨川市大山平塚乙2-732-2
   FAX.04-7098-1560  kingdom@viola.ocn.ne.jp

石井

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農事組合法人 鴨川自然王国
〒296-0237 千葉県鴨川市大山平塚乙2-732-2
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8月4日(木)~5日(金)に、大山支援村と鴨川自然王国で「福島のお母さんとこどもの息抜きツアー」を受け入れた。
大山支援村に 団体の受け入れは2度目である。
3・11から5ヶ月が経つが、子供は外で遊ばせることが出来ず、窓を閉め切った家の中に閉じこもり、外へ出ればマスク、帽子、長袖、長ズボンと、放射能ストレスの中で生活しているそうだ。
子供の安全を思う母親として、ここ(福島市)を早く離れた方が良いと思っているが、父親の仕事の都合で今は動くことが出来ないと、苦悩している若いおかあさんと話をした。父親だけ置いて母子だけで安全な土地へ移住するという選択もあるし、いっそ父親もよその土地で転職し一から始めるとうい選択もあるし、でもこれからどうして良いか解りませんと、深いため息をついていた。
のびのびと鴨川の緑あふれる里山で遊ぶ子供たちを見ながら、こんな所に住めたらいいでしょうね、と小さな声で漏らしていた。
僕は、ただ聞くしかなかった。どんな言葉も、アドバイスも、慰めにもならず、ただ聞くしかなかった。
今も何万人もの人が精神的にも肉体的にも苦しんでいる。
怒りと悲しみが込み上げてくるが、この絶望を希望に変えるのが3・11後に生きる日本人のミッションだと思う。
ここ鴨川で、少しでもその苦しみを軽減できるお手伝いができるなら、今回のような一時的な一息ツアーも続けていきたい。
ありがたいことに今回は、ボランティアが東京から8名も来てくれたのだ。
大学生、社会人、そして17才の高校生まで、みなさんのお手伝いがあって今回の受け入れが可能になりました。ボランティアのみなさん、本当にありがとうございました!

林良樹

以下が大山支援村の事務局のエリちゃんからの報告です。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

http://hinansho.awanowa.jp/

福島のお母さんとこどもの息抜きツアー ご報告

8月4日(木)~5日(金)。

ご報告が遅くなりましたが、先週の8月4~5日にかけて、「福島のお母さんとこどもの息抜きツアー」のご一行が支援村に滞在しました。

今回のツアーはアースデイ東京タワー・ボランティアセンターのハッタケンタローさんの企画で、お母さんやこどもたちに鴨川を存分に楽しんでいただくため、訪問先はマザー牧場、天然温泉、大山支援村、鴨川自然王国など、盛りだくさんな内容となりました。

以下がスケジュール:

<8月4日(木)>

8:30 『福島』駅西口から出発(大型観光バス)
13:00 マザー牧場に到着
13:00-17:00 マザー牧場&バーベキュー
17:00 マザー牧場出発
17:00-19:00 天然温泉『海辺の湯』温泉
19:00-  天然温泉『海辺の湯』出発
19:30 大山支援村到着
19:30- 大山支援村で宿泊

<8月5日(金)>

7:30 起床
7:30-9:00 朝食準備/朝食/片付け
9:00 出発
10:00-13:00 鴨川自然王国にて加藤登紀子さん、Yaeさんとの
交流会(野菜の収穫)&昼食づくり
13:00- 出発
18:00- 『福島』駅西口にて解散

ツアーには25名の母子が参加し、東京から総勢8名のボランティアさんが準備から片付けまで手伝ってくださいました。

福島の皆さんは、鴨川で思う存分遊んで楽しめたとの声が届いています。

大山の夏祭りを控え、てんてこまいの支援村事務局スタッフも、ボランティアの皆さんの素晴らしいご活躍のおかげで無事ホストを務めることができました。

ご参加、ご協力いただいた皆さま、ありがとうございました!

8 月 10 日村の葬式

村の葬式があった。
8月7日の大山の村祭りの前日、地元の日枝神社の祭典の日に近所のおばあさんが亡くなった。
「ハレの日」と「ケの日」が同時に起きた。そう言えば、こんなことが以前にもあった。
1999年の10月1日、鴨川に移住して最初の子を出産した日に近所のおばあさんが亡くなった。自宅出産したその日に、近所の隣組の女性がみんなウチの濡れ縁に集まり赤ちゃんの顔を見に来た時に、そのことを知らされたのだ。

僕は隣組として8日の通夜、9日のお葬式と手伝いにいった。

僕は隣組の3名と「墓掘り」の仕事を頼まれた。
葬儀は、家族と隣組と「じいみょう」(確か字名と書くと思う)と呼ばれる集落の人たちで、こじんまりと行なわれた。
村には、隣組とじいみょうと呼ばれる助け合いの仕組みがあり、家族と親族とは別に何かあると血縁を超えて無償で助け合う習わしがあるのだ。
冠婚葬祭、田植え、稲刈りなど人手が必要な時はまるで家族のように親身になって手助けしてくれるのだ。
今回も隣組6名とじいみょう3名、合わせて9名が手伝いに来た。葬儀屋もなかった昔は、それこそ女も男もみんな総出て、食事の支度から何から何までこのチームで切り盛りしたそうだが、今はだいたいのコトは葬儀屋がやってくれる。しかし土葬のなごりが残る農村のお墓は、家の裏山など近くあるケースが多く、今回もそうだったので「墓掘り」の出番なのだ。
かと言っても、今では土葬は違法なので、火葬場から戻った骨壺をお墓に入れる役目なのだ。
「墓掘り」を頼まれた人は納骨が終わるまで、山の上にあるお墓から降りて来はいけないそうで、火葬場から骨壺が来るのを一日お墓の周りで仕事をして待っているのだ。お昼になると、お弁当とお酒が母屋から運ばれて来る。
僕ら3人は、朝からお墓の周りを草刈り、掃除、そして5メートル位の竹の旗を5本つくったり、小さな「わらじ」と呼ばれる藁細工や「しかばな」と呼ばれる割り箸のような竹の棒にピラピラと半紙を巻き付けたものを用意して待っていた。
竹の先にはサンスクリット語で書かれたお経の長い紙を麻ひもで結んだ。また、近所の真福寺のご住職が持って来てくれた木製の小さな天蓋にもサンスクリット語で書かれたお経の小さな紙をひらひらと貼り付けて、竹の先に麻ひもで縛った。
午後2時30分頃、火葬場から骨壺を持ったご家族と隣組とじいみょうたちが戻って来た。
真福寺のご住職が読経する中、僕らは一列に並んで母屋の庭をゆっくりまわり始めた。僕は先頭で天蓋付きの竹の旗を持ち、つづいて隣組、じいみょうが続いて長い竹の旗を持ち、そしてご家族が骨壺、遺影、塔婆を持ってそれ続いた。
3回まわった後、家の横の小高い山にあるお墓まで、そのまま読経を続けながらみんなでゾロゾロと並んで歩いて登った。
そして、お墓の前に辿り着くと再び「墓掘り」の出番だ。
あらかじめお墓の蓋を開けておいたので、僕は骨壺を預りお墓の中へ納めた。
そしてお墓の蓋を閉め、花をかざり、お供え物を置き、順番にお墓にお米をひとつまみ盛ってお線香を上げてから、山を降りた。

仏教と神道と土着の自然崇拝がミックスしたこの地域独特の風習は、日本の里山で育まれた稲作文化の精神があらわれていたように思えた。

ここ安房に数千年以上前から暮らして来た縄文人の自然崇拝の世界観、その後に神道が重なり、古代インドの哲学がサンスクリットと漢字を通してユーラシア大陸を西から東へと伝えられ、東の行き止まりの島へ辿り着き、さらに房総半島の先っぽでその土地の文化と混ざり合い、今日の姿になった。
僕はお葬式の日、大陸を跨ぎ、数千年をかけた長い旅をしたような気がした。
死の文化は、生の文化を創造する。
ついこの前まで土葬の文化だったこの国は、生と死が近かったように思う。
しかし、近代社会は死が遠い。
死が遠いから、生も遠く、だから今回のような生を無視した原発事故が起きてしまったのだ。
冷たい石の地下室へ納骨してしまうより、僕は自然に還りたい。
そうだ、子供たちや家族に今のうちに遺言を書いておこう。
今は、許可を取れば合法的に自然埋葬が認められてきているのだ。
現代人は、もっともっと死に近づく精神文化を持つべきだ。
「死」を生きる者が、より「生」を生きられるのだから。

『 遺言

私 林良樹は、この命がお役目を終えた時、地球に還ることを望みます。

形は要りません、お墓も要りません、ただ海、山、空へまいてください。

よろしくお願いします。 』

林良樹

7/21(木)、22(金)で非電化工房見学ツアーに行って来た。
鴨川自然王国、NPOうず、NPOトージバ、週末農風、種蒔き大作戦などの仲間が総勢20名くらいで、栃木県の那須にある発明家の藤村さんの非電化工房へお邪魔した。

非電化工房

去年の土と平和の祭典で、藤村さんのお話しを聞き僕は是非行ってみたいと思っていたので念願かなっての非電化工房だ。

非電化冷蔵庫、非電化懐中電灯、太陽熱温水の五右衛門風呂、コンポストトイレ、籾殻ハウス、ストローベイルハウス、非電化籾擦り器、グリーンハウス、非電化除湿器と発明品の数々を見学させて頂いた。
3・11後、藤村さんの非電化ライフは増々注目を集め、今では引っ張りだこで超多忙の彼は単なる発明品を世に生み出しているだけではなく、新しい生き方と新しい社会をも世に生み出そうとしているのだ。
40年間、脱原発の立場で非電化の発明品を創り続けているが、同時に誰もが地方で半農半X的な小さく豊かな暮しを実現出来るように「月3万円ビジネス」という本を書き、脱成長時代を生き抜くライフスタイルを提案している。

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7/16〜18に行なわれた第38期 里山帰農塾が終了した。

ジャガイモ掘り

 今回のテーマは、「3・11後の自給自作生活」だ。

今回は参加者13名、男性6名女性7名のにぎやかな塾だった。年齢も30〜40代が半数以上と、2000年から始めた時とはすっかり世代交替して来た感じである。やはり、3・11後の影響がじわじわと出て来ているのだろう。
以前から都市生活に疑問を持ってはいたが、いよいよ動き出そうと勇気を持ってまず一歩を踏み出したという方が多かったように思う。また、具体的に新しく農的生活に向かう準備を進めるリピーターの方も6名と多かった。

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