麻の実絞りかす肥料使ってみました！　 　 2005.5.23　text：三尾博正 先日「ヘンプがわかる５５の質問」の著者である赤星栄志氏から麻の実絞りかすを送ってもらい、我が自然王国畑に使ってみることになりました。 最初見た感じにはまだ固い殻がそのまま残っていて、はたしてこのまま使っていいものか？と考えました。何かに混ぜて発酵させてからとなんとなくイメージしてたのですが、ものは試しにと２月に蒔いた春大根に半分は鶏糞で追肥して比較してみました。 なにせ鳥の大好物の麻の実ですから、そのまま蒔くと食べられてしまうだろうと思い、少し畝の横にスジをつけて上から土を被せました。気温も暖かくなりだした頃だったので、両方とも葉がグングン伸びてきましたが、僕の目にはひいきしてる訳じゃないんですが、ほんの少しだけ麻の実のほうが勢いがいいように見えました。収穫期に比較してみましたが、鶏糞と同じか少し大きいぐらいだと言えると思います。両方とも良く太ってなかなかの出来栄えでした。 麻の絞りかすの成分比率は、鶏糞と似ていて窒素分が高いのが特徴です。植物性の有機肥料としては他にあまりない素材かと思います。動物性の肥料はあまり入れすぎると微生物分解によって、腐敗臭や炭酸ガスが発生し、植物の生長によくないそうで。 今は米ぬかとオカラを一対一で発酵させて使うボカシ肥の作り方を宮田君が「現代農業」で見つけて、その中に麻の絞りかすを混ぜて使ってます。こちらはまだ結果は出てないので、またその内ということで・・・。
大根畑です。		左側が麻の実使用。右側が鶏糞です。全体的に、麻の実の方が少し太っているような感じでした。
米ぬか１+おから１+麻の実1/4程度いれて作ったぼかし肥料です。簡単だし、速効性があります。		黒いツブツブが麻の実。殻はやはり短い醗酵期間のため分解されないですね。