EVENT REPORT

3月3日-4日 じゃがいもの定植  イベントREPORT
 
2007.3.3  更新日 2007.3.27 text:宮田 武宏



 もう春ですか?一昨年など雪でジャガイモ定植を延期したくらいだったのですが、今年は雪もまだ降らず、どうなってしまうのだろうと心配な反面、暖かくていいなと思ってしまう最近畑にあまり出ていない宮田でございます。

 今年最後となった王国イベント。最後とはいっても農の営みは似たような作業が毎年続きます。毎年同じことをあきもせずたんたんとやり続けることが農の営みなのだと思います。だから、お百姓さんはねばり強いのでしょうね。

 そうしたなかで、じゃがいも定植が毎年のごとく行われるわけです。植えるじゃがいもの量も年々増え、今年はメークイン15キログラム、男爵40キログラム、北あかり43キログラム、と合わせて約100キログラム!となりました。去年より約20キログラム増えたことになります。

 じゃがいも定植は一つの種芋を2~3個に切り、切り口に灰をまぶします。畑に溝を切り、30センチ間隔で切り口を下にしておいて、真ん中に鶏糞をひとつかみいれます。その上に土をかぶせて終了です。

 参加者は9人と、いつもに比べて少なかったのですがそこは熟練された会員さんたちです。体験というよりは、「農作業」という感じで定植作業もどんどん進んでいきました。田植えや稲刈りなどの大きなイベントも楽しいですが、こういった合間作業といいますか、同じような作業が続くときに参加して一緒に作業するのは楽しいものです。

 翌日は、朝から来られたしか&おさる夫妻のために?いやいや、買い足した種芋を植えるために、事務所の横に畑を準備しました。しか&おさる夫妻は引っ越し先で農的生活をしているので、王国での農作業が少しは役に立つかもしれませんね。

 今回はじゃがいもを4箇所に分けて植えたので、畑ごとに味が違うはずです。味見するのが楽しみですね。

 翌日は、アスパラガスの傘かけをおこないました。王国のアスパラガスは、4年前に定植したのですが、残念ながらうまく実らず、やむなく新たに更新することになりました。アスパラガスはトマト同様水を嫌うので、トマト用の傘を使って水を防ぐのです。畝幅を狭くつくってしまい、トマトのパイプ支柱を立てるには若干コンディションが悪かったのですが、こちらも参加者の皆さんの奮闘で無事終わりました。その後、大風が吹いてもビニールは飛んでいません。このまま1年くらい持ってくれると嬉しいのですが…

 3月も終わりになってしまいました。新年度入会にすでにお申し込みくださった方、ありがとうございます。自然王国は、今年藤本敏夫没後5年を迎えます。藤本さんの思いが、そのままではなくても何らかの形で表現されていると思っています。ゆるやかながら、しっかりと息の長い活動をしていきたいです。

 来年度は、4月7日、8日のお花見でスタートです。暖冬の影響で、開花が早まりそうですね。その場合は葉桜で楽しみましょう!
















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