EVENT REPORT

12月15日-16日 大豆の選別  イベントREPORT
 
2007.12.15  更新日 2007.12.21 text:宮田 武宏

12月も半ばとなると、さすがに寒いです。

2007年最後の王国イベントとなりましたが、大豆の選別には、18人が集まってくれました。
「大豆の選別って地味なイベントだから、あまり人が来ませんね。」とある会員さんに言うと、「私は王国のイベントだから来ているのよ。」と言ってくれました。
王国イベントは、皆さんの参加があって成り立っています。参加費を払っていただいて作業をしてもらっていますが、そのことに感謝して王国活動を元気よく続けていきたいです。みんなが集まりたくなる場所を作るのが王国活動の意味だと考えています。

それでは、大豆の選別イベントの報告です!

まず、一日目の午前中に、あらかじめ収穫して、山小屋においてあった大豆を大きなブルーシートに広げました。
参加者が集合するとすぐに、古い脱穀機を引っ張り出し、大豆の束をどんどん入れていきます。
がたごと、がたごとと回転音がし鞘から実が外れ、トタン板の上を大豆が転がってきます。
大豆だけがころころ転がってくれれればよいのですが、そうは問屋が卸さず、鞘や茎ごと機械から吐き出されるのを大きなかごで一次選別し、そのあと少し小さなかごを使って2次選抜、その後ようやくお盆を使って種用、味噌用、飼料用に分別します。この分別も、お盆に大豆を載せ、転がしながら形の悪いものや、葉や茎などを吹き飛ばしていく、といういたって地味な作業であります。あまりに生産性が悪いこの作業、選別機を導入しようか、といった話もありますが、この作業をするときが王国のイベントの中でもっともいろんな話をしながらできる、という機会でもあるので、ただ単に機械化すればよい、というわけでもなさそうです。

一日目に脱穀を終わらせ、選別の残りは二日目回しとなりました。もう一つのメインイベントは忘年会。10月に続いて2回目の石窯の登場です。今回はY島さんの奥様が作ってくださったピザ生地に具を載せて焼きました。石窯の火入れもすべてY島さんがやってくださり、私はただ焼いただけ。じっくり温まった石窯で焼いたピザは他ではなかなか食べられない味でした。これを一つのイベントにできればいいですね。
忘年会では、参加者にそれぞれ一年を振り返ってもらいました。私も振り返ると、王国に来て丸3年が過ぎ、4年目に入りました。多くの方々に支えてもらいながら、少しずつ活動も充実してきたように思います。まだまだこれからですね。ちょうどこの日はふたご座流星群が見られる日で、焚き火をしながらの観察会となりました。4つ見えた人、何にも見えなかった人、いろいろでしたが寒空の中、焚き火を焚いての鑑賞会は印象に残りました。

さて二日目も選別です。大きな杉が何本もある山に面する王国は、冬の日当たりが悪いので、山小屋のベランダと、その下の焚き火場のあたりに移動して選別作業を再開しました。
山小屋のベランダは、日は当たりますが夏でも涼しいくらい風が強いので、寒さをこらえながらの作業でした。口は動かすが手も動かす、といった調子で坦々と作業を進め、無事選別を終了しました。収穫時には去年の2倍ほどあった大豆ですが、選別を終えてみると、去年より少し多いくらいでした。味噌は4樽仕込めるのか、豆を乾燥させてからの判断となりそうです。

昼食には、12月なので、年越しそばをI上さん、Y島さんにふるまってもらいました。年越しにはちょっと早いですが、打ちたてのそばはやはり美味!さらに、そばに加えて石井カレーも登場し、おなかパンパンになってイベントを終えました。
こうして2007年のイベントも終了しました。王国も、年の瀬を迎えてあわただしく日々を送っています。身体など壊さぬよう、皆様御自愛くださいませ。
王国イベントは年明けの1月は予定されていないので、次は2008年2月の味噌作りでお会いしましょう!よいお年を〜。





















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