EVENT REPORT 里山帰農塾 10月 〜私のＸをさがそう〜　 イベントＲＥＰＯＲＴ　　 2009.10.10-12　　更新日　2009.10.20　text：林　良樹 自分のＸとは一体何だろう。 天命とは？ 今生、自分が生きている意味とは？ 自分のこの世での役割とは？ ミッション（使命）とは？ 本当の自分の仕事とは？ この根源的な問いは、人生のテーマでもある。 これを見つけるために、人生はあるのかもしれない。 そうカンタンには、見つかるものじゃない。 しかし答えは、自分のなかにある。 それを見つける鍵は、ワクワクする心にある。 心がワクワクすることは正直だ、ウソをつかない。 ボクらは、その心の声を聞くのを忘れてしまっている。 現代社会は、忙しく学校の勉強や会社の仕事に追われ、さらに親の期待や世間体に気を使い、自分の心の内側に耳をかたむけるヒマがない。 今回の帰農塾は短い時間だが、ワクワクさがしの旅に出ることを試みた。 過去から現在までの人生をふりかえり、忘れていた子供の頃の純粋な感覚をよみがえらせ、心のときめくワクワクした体験を書き出していく。 そして、それをつなげていくと、自分のオリジナルのマンダラが出来、自分の方向性がみえてくる。 その方向性がみえた時、ある人は新しい発見をし、ある人は自分自身を確認する。 忙しい現代社会の中で、心の声に従い、自分の道を歩むことは大変なことの様に思えるが、実は一番自然体で、宇宙の流れにそった生き方だと思う。すぐには、コレだ！とは見つからないかもしれない。だが、ワクワクした方向に進んで行くと、宇宙は不思議なもので人生はスムーズに流れていくものだ。 その流れに乗っていけば、気づかぬうちに自分の「Ｘ」を生きているようになるのではないだろうか。 「Ｘ」をみつけるという結果を急いて求めるのではなく、その「Ｘ」さがしの旅そのものを楽しみワクワクしながら、「今を生きる」ことが大切なのだと思う。 “自己探求の旅に目的が有ることは、 　良い事です。 　しかし、 　結局、大切なのは 　旅そのものです。” 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ウルスラ・レギン