田中正治
安房ルネッサンスMAP (masa訪問記)

Cafe・de・ヴォン 
千倉町   更新日 2004.4.14 

■text:田中正治

房総の海は開放的。千倉の海岸通りを走っていると、右にはお花畑、左には太平洋の大波。
カフェ・ド・ボンというちょっと変わったCafeのうわさを聞きつけて、車を走らせた。

見つけたのは、“かわいい小屋“。Cafe de ヴォンのかんばんの下には、山口マオの”ネコ“が、でっかい目でこちらを見ている。

オーナーは、青木宣義・裕子さんご夫妻。宣義さんは梵字アーティスト、裕子さんはレザーアーティスト。梵字とは、お寺で見かけるインドっぽいあの梵字。梵とは、サンスクリット語で“純粋意識”という意味。お店に飾られている作品は、墨絵的抽象画という印象。レザークラフトは、革に特殊染料で描いた絵で、不思議な深みが感じられる。

僕が訪問した時は、裕子さんがおられ、地元のおじいちゃんらしき2人とおしゃべり中だった。
2000年1月に、ギャラリー&caf獅ニして誕生してから、うわさを聞きつけた都会から移住してきた人だけでなく、地元の人にも人気スポットになっているのがおもしろい。裕子さん手作りのチーズ・ケーキがおいしい。

2000年8月から、月に一度寺小屋講座を開いておられる。これが人気で毎回30−50名が、集ってくるという。講師は、地元の多彩な人たちで、例えば、野の花研究家、陶芸家、蕎麦打ち名人、竹工芸家・・・・。4月と5月はアイヌの話しや音楽がテーマだ。
ナマの人間同士のふれあいに優るものはない。寺小屋講座は皆で作る、形のない作品とおっしゃる。


ごく庶民的なつくりがいい。手づくりチーズがおいしかった。



気さくな飾らない感じの青木裕子さん(オーナー)。







梵字アートやレザーアート(緑いろの絵がそうかな)等いろんな作品が。



千葉県安房郡千倉町大川1300・6(千倉橋たもと)
電話:090−9369−6152
営業時間:10:00−17:00
定休日:月曜、第四土曜、
寺小屋講座:毎月第二土曜日 18:00〜要予約、参加費¥1000 自家製チーズ&飲み物つき(日程変更の場合有り)


 



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