EVENT REPORT

6月2日-3日 田の草取り、サツマイモの定植  イベントREPORT
 
2007.6.2-3  更新日 2007.6.12 text:宮田 武宏


5月に行った田植え後は、毎日田の水の状態を見たりして過ごす日々でした。植えられた苗は、ほとんどが元気に育っています。自然王国では、除草剤を使わないで稲を育てるので、どうしても外せないのが草取りです。6月初めと、最終土日の二回に分けて行います。

会員さんと一緒にやる作業は、毎年決まっているので、やり方も大体同じなのですが、始めて読む方もいらっしゃると思うので、いつもどおり書きます。
今回の田の草取りは、手を熊手のようにして、稲の株周りをがさごそとかいて行います。こうすることによって、まだ小さい草などは根っこから抜けてしまう、というわけです。

男女子供合わせて20人くらいで、コツコツと行いました。ひたすら下を見て、手をかき回し続けるのは結構大変な作業です。しかし、「田植えに比べるとずっと田の土に触っていられるのが面白いですね。」という感想もあったりして、やはり同じ作業からでも受ける印象は違うものだな、問題はどのように物事をとらえていくかだな、と再確認しました。

他の作業なら、5時前に終わってしまうことも珍しいのですが、今回は5時半ころまでみっちり行いました。だって、草取りが終わらないのですから・・・

この日の夜は、スタッフであらかじめ収穫しておいたジャガイモを中心とした料理です。たくさん獲れている玉ねぎと一緒に煮込んだり、シンプルに揚げ物や、ふかしジャガイモにしたリ、などなどです。参加者も少なかったため、参加者同士、スタッフも含めてゆっくりと話ができたように思います。王国イベントの醍醐味は、いろんな方たちと時間を気にせず語り合えることですね。

翌日もたっぷり作業です!

朝一でジャガイモ収穫を行いました。これは3月のイベントで植えたものですが、実はもう少し置いてから収穫しようと考えていたものです。しかし、この畑には猪が現れました。ジャガイモのためし掘りをされてしまったのです(泣)。このままほうっておいたら多大な影響があることは必定です。そこで、皆さんで一気に!というわけ。

今回のジャガイモ収穫では、傷イモがだいぶ減りました。二人でスコップを持って向かい合って株から離れたところをねらって、てこの原理を利用して掘り上げます。こうすると、何度もスコップを刺さなくてすむので傷イモが減ります。ジャガイモは傷つきやすい。普段野菜を触ってないと、プラスチック製品を投げるようにイモを投げたりしてしまう人がいるのですが、イモは敏感なのです。野菜は全部敏感です。野菜の傷つきやすさ、大切に扱ってほしいという思いも伝えていきたいです。

ジャガイモ収穫を終えた後はサツマイモ定植!はあ、いそがしい。さすがに皆さんくたくたですね。サツマイモは、畝に溝を掘り、そこに差し込んで埋めていくだけです。畑は5畝(約150坪)程度あり、簡単には終わる面積ではありませんが、最後の力を振り絞って水遣りまで終えました。終わったのは12時前。あら〜、ご飯を食べればすぐに帰る時間ではありませんか!

ほんとに農作業が一杯で、(なんで仕事が休みなのにこんなことしてるんだろう?)と思った方もいらっしゃるかもしれませんね。私自身も、ふと思いました(苦笑)。

でも、自然王国会員制度は、こんな形で泥まみれになって動くほうが楽しいんじゃないかな、と思います。美味しいところや、農作業のさわりなんかを体験させてくれるところは増えてきていますが、泥まみれ、くたくたになるまで作業するところは少ないです。ま、これでも遊びに来てくれる方しかこれない、というハードな自然王国ですが、これにこりずに農作業にいそしみましょうよ。

 今月末にはもう一度田の草取りです。今後は大きくなってますよ〜。そして、大豆の種まき。ミツヲさんと二人で畑作りをして待っていますよ。お楽しみに!




















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