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            EVENT 
              REPORT  
               
            8月23日-24日 里山帰農塾 同窓会  イベントREPORT  
            2008.8.23-24  更新日 2008.8.29 text:宮田 武宏 
             
             
            2005年、2007年と開催され、今年で3回目を迎える里山帰農塾同窓会。 
            去年に引き続いての開催だったので、参加者が集まるか心配でしたが、10名の方が集まってくれました。 
            しかも、2007年参加の方がほとんどで、まるで2007年帰農塾第5回といった感じでした。 
             
            今回の講師は、フリーアナウンサーの山川建夫さんです。 
            フジテレビを1985年に退社し、そこから2年4ヶ月の放浪をへて市原にたどり着くまでの長い道のりを話してくださいました。 
             
            屋根葺き職人を継ぐはずだった山川さんは、夜間高校に通いながら大学を受験し、自分のやるべきことを探しながら、フジテレビに入社しました。 
            テレビの仕事をする中で様々な疑問を持ち始め、その疑問が爆発したのがベトナム戦争のレポートでした。 
            東京大空襲で奇跡的に生き残った山川さんには、そのレポートが許せなかったそうです。 
            その後もアナウンサーの仕事を続けますが、とうとう「このままでは命が危ない、命が削られていっている」と感じ退職したそうです。 
             
            退職後はご家族と一緒に北海道を車で旅したりしながら、自分の住む場所を探し続けました。そこで出会えたのが、市原の古民家だったそうです。 
             
            村の中に初めて入ってきたよそ者だったため、最初はうさんくさく見られたりしたこともあったようです。 
            子供さんも学校でいじめられたりしたようで、この話は私にとっても身につまされる話でした。 
            市原でも里山の荒廃は進んでいるそうで、山川さんはある日思い立って、ほったらかしにされていた神社の草刈りを自発的に始めたそうです。 
            草刈りをしていると、だんだん人がよってきて、そのうち「市原ルネッサンス」というグループを作るまでになり、今では地元の小中学校の生徒とも一緒に活動をするようになったそうです。 
            山川さんの口調に引き込まれ、自分たちもその現場にいるかのようでした。 
             
            交流会には、加藤登紀子始め、高野孟さん、甲斐良治さん、杉山さん、木下さん、林さんなど講師陣も駆けつけてくれ、中締めを夜の11時に行うほど盛り上がりました。 
            これじゃあ、帰農塾同窓会というより、帰農塾"講師"同窓会だよ。。。講師のみなさんも一堂に会すことはほとんどないので、なかなかいい機会になったのではないかと思いました。 
             
            翌日は里芋畑の草刈り。 
            さすが帰農塾修了生、家庭菜園をやっている人も多いので王国イベントと同じように作業はどんどん進み、予定していたところを終えました。 
             
            作業後は山小屋に集まって、今度は参加者が松戸での活動について説明してくれました。 
            松戸に残る"関さんの森"という子供たちのふれあいの場になっている森に松戸市が道路建設をしようとしていて、それをどのように止めるか、計画を変更するかという話でした。 
            松戸市の考えと住民の考え、どこに妥結点を見いだすかが課題だと感じました。 
             
            今回の里山帰農塾同窓会は、参加者は少なかったものの、その利点を生かして中身の濃い会になりました。 
            これから、自分の生活空間に帰ってまた日常生活を続けるのですね。 
            また機会を作って、みなさんで集まりたいですね! 
             
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