EVENT REPORT

9月14日-15日 稲刈り  イベントREPORT
 
2008.9.14-15  更新日 2008.9.24 text:宮田 武宏


稲の成長が遅くてやむなく延期した王国イベントの稲刈り。
そのせいで参加できなくなったみなさん、申し訳ありませんでした。
延期した稲刈りは、
もともと大隈塾社会人の稲刈りを準備していた日だったので、
王国イベントと同時開催になりました。
王国会員は、約25人、大隈塾社会人は20人と大人数での開始です。

雨が心配でしたが、曇りでなんとか持ってくれて助かりました。
王国の稲刈りでは、おなじみのことですが「すがい縄」という、
刈った稲を縛るためのわら縄を作ります。
この作り方は、従来はただ見せるだけ、
その都度声をかけるだけで縄ないをやってもらっていたのですが、
最近はちょっと違います。
石田さんの発案なので、わらを持つ前に、
何も持たない空の手で手の動きをやってみています。
これが意外にうまくいきます。
従来の時間の半分ほどでみなさんマスターできるようになりました。
伝え方というのは重要なのですね。
としても、この縄ないは、本来は農家の夜の仕事。
真っ昼間にやっている作業ではないのです。

そしていよいよ稲刈りスタート。
こちらも、石田さんの指導で刈り始めます。
鎌の角度、引き方、稲の束ね方、それぞれに考えがあってやり方があります。
その通りやろうと取り組むうちに
そのやり方の元となる考え方に考えが行きつき、
単純な作業の中にも深い考えを知ることができます。

小学生から社会人まで、テンポよく刈る小学生もいれば
のんびりやっているように見える参加者もいます。
でも、みなさんそれぞれ思いを持って稲を刈っていて、とても楽しそうでした。
今年の稲は、豊作です。
王国米は市場流通しないので、価格の影響は受けませんが、
一般米は政府の買い付けがないとさらに値段が下がりそうです。
命の源である食料を作っているのに苦しむのは何かおかしいです。
王国では、徐々にですがみなさんの自給に役立つような現場づくりを
進めています。

脱線してしまいましたが、
稲を掛けるはざかけもきれいにたてられて、
一日目は無事終了。

宴会では、大人も子どもも大騒ぎ。
大隈塾社会人のみなさんの飲み方は、なかなかおもしろかったです。
体育会系のノリ?とでもいうのでしょうか。
子どもたちともたくさん遊んでくれました。
深夜遅くまで起きていた子どももいたようです。
あらら・・・

二日目は、王国会員のみで稲刈りを進めました。
前日に半分も終わっていなかったので戦々恐々としていましたが、
二日目の慣れでしょうか、それとも「稲を刈るぞ!」という心意気でしょうか、
どんどん稲刈りは進み、3枚を残して見事終了しました。
(ちなみに、この3枚は王国スタッフで刈りましたとさ)

今(9/18現在)、王国田んぼには見事に稲が乾されています。
ところが、台風13号が近づいています。
進路はまっすぐこちらを向いています。
無事に通り過ぎてくれることを祈っています。(9/18/08)

(9/22追記)里山帰農塾1日目の夜に台風13号が通り過ぎました。
・・・無事です!しっかり立っています。
今週末には脱穀予定です。
新米が届く日を楽しみにしていてくださいね。
来月は芋ほりです。
石窯、やりますか?






















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