EVENT REPORT 5月14日-16日 　帰農塾　「医」　 イベントＲＥＰＯＲＴ　　 2010.5.14　　更新日　2010.5.20　text：林　良樹 2010年、最初の里山帰農塾が行われました。 男女７名の参加者があり、密度の濃い2泊3日を共に過ごしました。 定年を間近に、これからの第2の人生のステージに土のある暮らしを考えている方…。 都市で働きながらも、都市と田舎をつなぎ自然とかかわりながら社会貢献する生き方を模索している方…。 現代アートの制作や表現の場に里山を考えている方…。 シングルマザーで子育てをし、最近子供が巣立ったので、今後自然の中で農的生活をやってみたいが、自分に出来るかどうか迷っている方…。 皆さん理由は、それぞれですが、共有して言えることは“人生の大きな岐路に立ち、これからの生き方を探している”ということです。 初めての田植え、青空の下でいただく里山の恵み、鳥の声に目覚め、森を歩き、講義を受け、実際に移住した3人の暮らすお宅へ訪問し話を聞き…。美しい里山で日常とはなれた時間と空間を体験しました。 そして同じ方向を向いている人達との真剣な意見交換は、活発で塾生の皆さんにとって何かヒントがあったように思います。 「人生には、正しい時と、正しい場所がある」 とは、アメリカ先住民ショショーニ族のメディスンマン・ローリングサンダーの言葉です。 人は、自分のスペースで、自分のタイミングで、自分の「正しい時」に、自分の最も良い「正しい場所」へたどり着くのだと思います。 人生という旅を、より素晴らしいものに、 より充実したものに、なることを心よりお祈り申し上げます。 林良樹