EVENT REPORT

5月29日-30日  
田の草取り・さつまいもの定植
イベントREPORT
  
2010.5.29  更新日 2010.6.11 text:林 良樹

少人数だが、なんとか田の草取りを終了した。

毎年の事だが、大変な労働である。

大きくなったコナギを抜いては投げ、抜いては投げを、腰を曲げてただひたすら繰り返す。

宮沢賢治の農民芸術論を思い出す。

「おれたちはみな農民である
ずいぶん忙しく仕事もつらい」

「芸術をもてあの灰色の労働を燃せ
ここにはわれら不断の潔く楽しい創造がある」

そうだ、これからの農民は芸術的であり、文化的なのだ。

田の草取りを終えたからは「さなぶり」ライブを行った。「さなぶり」とは、田植え後のお祝いの事だ。この地域では、昔、村ごとでさなぶりをお祝いしていたが、今ではすっかりやめてしまった。

だから、ボクらで復活させよう。

ボク達らしい「さなぶり」を。

北海道から友人の「ン・ダナ」というスゴ腕のパーカッションユニットに来てもらった。そして、オープニングアクトに、鴨川産のオリジナル ルーツロック レゲエバンド 様々楽団だ。

藤本敏夫記念館の2Fは、その夜ダンスホールと化し、みんな踊りまくった。
そして、その日ボクらは「空」となり、宇宙とひとつになった。


林良樹




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