EVENT REPORT

棚田トラスト「田の草取り」
 2004.6.5-6  更新日 2004.6.7  text:田中正治

梅雨の前の太陽を惜しむかのように、sunsunと照る太陽の下での田の草取りでした。
総勢24人(そのうち食事の準備に5人)の参加で、田の草取りは初めてよ、という人が7人だったかな。)

今年は、田植えのあと、間髪を入れず、ザリガニ対策の除虫菊乳剤(これは有機農業でも認可されている)を播いたせいか、去年あんなに悩まされたザリガニのお姿は見えませんでした。去年は、ザリガニのプールがあちこちにできていたな〜(^^;)。

それに、田植えのあと、雑草の発芽を抑えるために、米糠を播いたので、多少稲も弱っていますが、雑草は昨年に比べて少ないようでした。
とにかく、雑草取りは、両手を熊手のようにかきむしる格好にして、稲の周りを円を描いてかき回し、ちっちゃなくさを手当たり次第にむしってしまうという作業です。

初めて田圃に入った人にとって田の草取りは、人生の間に、四つんばいをこんなに長くしたのは初めてだ!という感じで、皆と一緒にやるからどってことないのですが、ま〜、一人でやっていたら、百姓なんてやってられないよ!となるのも納得。除草剤(農薬)が使われるまでは、子供も一緒に、家族総出で、這いつくばいながら、やっていたんですよね。(草取りの写真)

都会での強烈なストレスと田園での仲間の連なりが、田舎でのはいつくばい草取りを、参加費を出してでもやりたいと感じさせるんでしょうか。3時間半の草取りの終盤ころには、ほとんどの人が、ナチュラルハイ状態とおみうけしました(^^)。

そのせいか、夕食の時の、いっぱいめのビールは、格別のご様子でした。
樽桶の露天風呂(最近新設の)に、ビールを持ち込んで天国を味わった方もおられるようでした。

次の日は、本格的梅雨〜!朝からザンザン降り。満場一致?で、草取りは中止急遽、雑談会に変身したのでした。参加した小学生は、なぜか無心にゲームに熱中していました。

田んぼ 写真は翌日6日のもの。朝もやと眼下に広がる雲海。 草取り
草取り 草取り
草取り 樽風呂
朝食風景 食後のゲーム。




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